×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
(前編)
綾部と計里さん、壱千さんお借りしてますー。
黒水が保護者。
つづきます。
綾部と計里さん、壱千さんお借りしてますー。
黒水が保護者。
つづきます。
◆◆◆
ざわ ざわ ざわ
騒がしいなぁ、と思って顔を上げれば あたり一面ヒトだかり
ヒトに囲まれるのは普段からファンのコ達で経験してるから慣れてるけど、今日はどうも勝手が違う
いつも来てくれる女の子や他の客もいるけど、よくみればライブスタッフとか見慣れたバンドやってる奴等とか
なーんかみんな顔色がよろしくないというか。心配そうな顔してると言うか。
『アヤッ!!?』
『計里!!!』
それにさっきから脳裏に声援なんかじゃない、そんな声がずーっと響いてて
なんか頭くらくらするんですけど。
状況が分からず、頭もぼーっとするし、しばらく天井に目をやった
「・・ア・・・ヤ・?」
呼ばれた声に我に帰って、振り向けば・・って下を見ただけだけど・・・って、あれ。
このコがオレの腕の中にいることに気付いた時、急に今まで起きたことがフラッシュバックして、次第に腕がじんじんしてきた。
「・・・大丈夫よ。」
心配かけまいといつもの様に、ふっ・と笑うとキミはまた不安そうにオレを見つめた。
* * * *
「みっくんただいま~」
「へー、トルビオンの寮ってこうなってるの。」
「広いでしょ、まぁゆっくりしてってよ」
「いや、俺これから用事あるからさー」
えーと・・。
「・・・なにが、起きたんですか。」
玄関のドアを開け、その目の前には額にガーゼ、手首に包帯を巻いてへらへらしてる、一個下のルームメイトと
その隣りには俺と同じくらいの背の・・男のヒト(?)が興味深そうに部屋を覗いている
コイツが何かしたのは一目で分かる、幸いどうやらこのヒトと知り合いみたいだから話は聞こう、なにがあっても平気だ、悔しいが面倒ごとには慣れている
さっきの真心さん・という方にあらかた事情は聞いて、あとはよろしく・と言い残して帰っていった。
(コータローのバンド仲間らしい、バンドやってたのか・・)
「・・・」
「・・・」
その後は沈黙が続いたが、今日はさすがに干渉しないわけにもいかない。
ことん
「で?」
コーヒーを目の前に置いて話すように促した
「・・・庇ったの。」
と、心底つまらなそうな顔で言って、続けた
近々行われるライブの会場での合同練習中
交代の際、誰かが機材にぶつかって、それが女の子に落ちそうで、それを見てとっさに庇って助けたらしい。
女の子にも怪我はなく、コータローも頭を少し打って、手首を打っただけで済んだ・・・当分は利き手は使えないそうだが
に、しても
「・・・なによ」
「いや、珍しいなと。」
いつも猫かぶって、みんなに接しているようなコイツが、他人を助けるなんて
「どういう心境の変化だ?」
「アタシだって血ィ通ってますー」
まぁ、こんな性格になったのはコイツが悪いわけじゃないが。
「・・とっさに手が出たんだ」
「え?」
「・・・今日はもう終り、寝る。」
「って急だな、・・明日学校は出るだろ?」
どーしよー・って返事かどうか分からないくらいに言って、自室に戻った
・・・ああ言ってるけど、きっと行くだろう。
ったく後片付けする俺の身にもなれっての・・
しかし久々に俺の前で素に戻ったな
・・なんかあったな、これ。
そーいや大分前も・・・・・
興味深い恋愛模様。
(まだ確定したわけじゃないけど、さ。)
◆◆◆
何か勘付いた保護者みっくん。笑
基本無干渉なので綾部がバンドやってたのも今知りました、夜に抜け出すのは黙認してました。
場所は軽音やってるヒトとか、アマチュアバンドが集まるようなライブ会場(があったらいいな・とか・・)。
たまたまそこにいた計里さんを庇って助けたところから、いろいろ気付いてく綾部。
今の綾部は心開いてるヒト意外に対してはすっごい冷たいです、現時点では千壱さんと微妙に黒水くらい。だかた本人も助けてしまった事に不服だし、黒水的にもなにか心に変化があったなと分かったのかな・・
(aykr:0721)
ざわ ざわ ざわ
騒がしいなぁ、と思って顔を上げれば あたり一面ヒトだかり
ヒトに囲まれるのは普段からファンのコ達で経験してるから慣れてるけど、今日はどうも勝手が違う
いつも来てくれる女の子や他の客もいるけど、よくみればライブスタッフとか見慣れたバンドやってる奴等とか
なーんかみんな顔色がよろしくないというか。心配そうな顔してると言うか。
『アヤッ!!?』
『計里!!!』
それにさっきから脳裏に声援なんかじゃない、そんな声がずーっと響いてて
なんか頭くらくらするんですけど。
状況が分からず、頭もぼーっとするし、しばらく天井に目をやった
「・・ア・・・ヤ・?」
呼ばれた声に我に帰って、振り向けば・・って下を見ただけだけど・・・って、あれ。
このコがオレの腕の中にいることに気付いた時、急に今まで起きたことがフラッシュバックして、次第に腕がじんじんしてきた。
「・・・大丈夫よ。」
心配かけまいといつもの様に、ふっ・と笑うとキミはまた不安そうにオレを見つめた。
* * * *
「みっくんただいま~」
「へー、トルビオンの寮ってこうなってるの。」
「広いでしょ、まぁゆっくりしてってよ」
「いや、俺これから用事あるからさー」
えーと・・。
「・・・なにが、起きたんですか。」
玄関のドアを開け、その目の前には額にガーゼ、手首に包帯を巻いてへらへらしてる、一個下のルームメイトと
その隣りには俺と同じくらいの背の・・男のヒト(?)が興味深そうに部屋を覗いている
コイツが何かしたのは一目で分かる、幸いどうやらこのヒトと知り合いみたいだから話は聞こう、なにがあっても平気だ、悔しいが面倒ごとには慣れている
さっきの真心さん・という方にあらかた事情は聞いて、あとはよろしく・と言い残して帰っていった。
(コータローのバンド仲間らしい、バンドやってたのか・・)
「・・・」
「・・・」
その後は沈黙が続いたが、今日はさすがに干渉しないわけにもいかない。
ことん
「で?」
コーヒーを目の前に置いて話すように促した
「・・・庇ったの。」
と、心底つまらなそうな顔で言って、続けた
近々行われるライブの会場での合同練習中
交代の際、誰かが機材にぶつかって、それが女の子に落ちそうで、それを見てとっさに庇って助けたらしい。
女の子にも怪我はなく、コータローも頭を少し打って、手首を打っただけで済んだ・・・当分は利き手は使えないそうだが
に、しても
「・・・なによ」
「いや、珍しいなと。」
いつも猫かぶって、みんなに接しているようなコイツが、他人を助けるなんて
「どういう心境の変化だ?」
「アタシだって血ィ通ってますー」
まぁ、こんな性格になったのはコイツが悪いわけじゃないが。
「・・とっさに手が出たんだ」
「え?」
「・・・今日はもう終り、寝る。」
「って急だな、・・明日学校は出るだろ?」
どーしよー・って返事かどうか分からないくらいに言って、自室に戻った
・・・ああ言ってるけど、きっと行くだろう。
ったく後片付けする俺の身にもなれっての・・
しかし久々に俺の前で素に戻ったな
・・なんかあったな、これ。
そーいや大分前も・・・・・
興味深い恋愛模様。
(まだ確定したわけじゃないけど、さ。)
◆◆◆
何か勘付いた保護者みっくん。笑
基本無干渉なので綾部がバンドやってたのも今知りました、夜に抜け出すのは黙認してました。
場所は軽音やってるヒトとか、アマチュアバンドが集まるようなライブ会場(があったらいいな・とか・・)。
たまたまそこにいた計里さんを庇って助けたところから、いろいろ気付いてく綾部。
今の綾部は心開いてるヒト意外に対してはすっごい冷たいです、現時点では千壱さんと微妙に黒水くらい。だかた本人も助けてしまった事に不服だし、黒水的にもなにか心に変化があったなと分かったのかな・・
(aykr:0721)
PR
この記事にコメントする